2015年8月30日日曜日

2015年8月28日(金)の声予報

声帯ポリープができる原因。これは「声の使い過ぎ?」一概にそうとも言えません。「声の使い方の間違い!」の可能性も。音声学者のF.フースラーやC.L.リードは、「胸声=地声で出してよいのは「ミ」までである」と注意喚起しています。女声を例にすると、ドレミファソラシドの音階を歌うとき、ミファソあたりで裏声にしたくなります。これを喚声点(ブレイク)と言いますが、これを過ぎても地声で歌うとポリープができる可能性が高くなるということです。いわゆる地声系の歌手にこうしたトラブルが多いのがこのためです。この歌手も、これを機に発声を変えることをお薦めします。いずれにしましても、お大事に。関連記事はこちら http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150827-00000008-nksports-ent

2015年8月27日木曜日

2015年8月27日(木)の声予報

シニア層の音痴矯正希望が増えています。その理由は、同窓会や地域の会合の二次会でカラオケに流れることが多いからでしょう。同じ世代だからこそ共有できる懐かしい歌。その頃を思い出し過去を振り返りながら交わす会話はとても楽しいものです。そのためにも練習しておきましょう。自宅で簡単にできる一人カラオケのソフトにパソコンカラオケがあります。キーはもちろん、テンポも変えられますし、ガイドメロディの音量が大きいのです。歌を覚えるツールとしても使えます。当研究所でも採用し、矯正終了後のメンテナンスにも活用してもらっています。皆さんにお薦めしているのがこちら→ヤマハ・パソカラ http://www.music-eclub.com/pasokara/

2015年8月26日水曜日

2015年8月25日(火)の声予報

カラオケ精密採点Ⅱでは、何がいけなかったのか適切にアドヴァイスしてくれます。機械がやっているのだからと、侮ってはいけません。音痴が直ったかどうかは全国平均を超えられたかどうかを基準としてます。70点も行かなかった人が、5回のレッスンでここまでになるのですから。やはり、音痴はいないんです。人は皆歌えるようになっているのです。ただし、うろ覚えは禁物ですよ。

2015年8月24日月曜日

2015年8月21日(金)の声予報

音痴克服に取り組む気持ちを妨げているものは何か?その第一位は、「直りっこない」「歌えるようになるとは思えない」という疑心暗鬼でした。「なぜそう思うのか」という質問には「学校の先生に言われたから」という驚くべき答えが少なくありません。中には「医者に言われた」という人もいました。以来、口パクで過ごしてきた人が何十年もこうした気持ちを抱き続けているのです。夏休みが終わり通常の生活に戻るとこれらが原因で憂鬱になる人が出てくるでしょう。周囲にそうした人がいたらこう伝えてあげてください。「人の体はみな歌えるように出来ているそうよ。歌えないのはその能力が閉ざされているだけで、適切な練習をすればどんな音痴でも必ず歌えるようになるんだって、と。

2015年8月20日木曜日

2015年8月18日(火)の声予報

年末恒例「第九」の合唱メンバー募集が各地で始まりました。募集要項には「経験不問、楽譜が読めなくても可、やる気さえあれば誰でも参加できます~」とあります。では、音痴の人でも参加できるのでしょうか?答えはYes!です。こうした合唱には必ず音楽大学を卒業したヴォイストレーナーが指導にあたっています。それはどのパートも2オクターブ近い音域を歌う関係上、特殊なトレーニングが必要だからです。そのトレーニングとは頭声発声訓練、すなわち裏声などの声の訓練が中心となります。ですから音程を調整する筋肉、輪状甲状筋をしっかり鍛えてくれるのでしょう。メロディやリズム、そしてドイツ語の歌詞も周りがしっかり歌ってくれるので耳コピーしやすく、練習に参加するだけで覚えることもできるでしょう。

2015年8月17日月曜日

2015年8月14日(金)の声予報

夏に懐かしい友と懐メロを歌い合うカラオケ「ナツカラ」。まさにこの週末はそのピークです。70代はラジオ歌謡、60代はフォークソング、50代はアイドル歌謡、40代はアニメソングと、30代はちょっと前にヒットしたJ-POP。おおよそこれらの曲を用意しておくと慌てずにすむでしょう。世代が違う曲が披露されると懐かしさではなくむしろ新鮮に聴こえるものです。「ナツカラ」で楽しい夏休みをお過ごしください。

2015年8月13日木曜日

2015年8月12日(水)の声予報

帰省先で「家族ビデオをみんなで観る」というのは楽しいものです。その時「これが自分の声?」と思う事はありませんか?録音された自分の声が、思っている声より高めに聴こえるのは、声帯から頭の骨に伝わって聴覚神経に伝わる骨伝導の声音と、部屋などに跳ね返って耳に伝わる気道音があり、録音は気道音しか録音できないために、骨伝導音が伝えている声の低音成分をカットしてしまっているからです。私もこれが自分の声?と驚いたことがあります。でもこれはTVCM用に加工されているからですが。商品名とサウンド・ロゴ(ロゴに声を重ねるもの)が私の声です。よろしければお聴きください。
高牧康25年前のCMの声はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=GMN30dqNKXQ

2015年8月11日火曜日

2015年8月11日(火)の声予報

高校野球を題材にしたテレビ漫画(1980年)に「キャプテン/ちばあきお」があります。当時、音大生だった私は光栄なことに挿入歌「君は何かができる/99harmony」の録音に参加させていただきました。市ヶ谷にあった日テレの録音スタジオでヘッドフォンから流れるカラオケに合わせて歌うのに慣れず、苦労したことを覚えています。重ね撮りしていますが良く聴いていただくと私の声が分かるかもしれません。夏の甲子園から連想される懐かしい思い出の曲です。みなさんの夏の歌、どんなものがありますか?キャプテン挿入歌「君なら何かができる」のご視聴はこちら→?You-tube

2015年8月10日月曜日

2015年8月9日(日)の声予報

「神谷さんは、いつも声帯が裏返ったような不審な声で~」 これは、芥川賞を受賞した「火花」の一節です。それはどんな声?多くの方が「裏声」と答えるでしょう。問題は、「不審な声で~」というくだりです。やはり裏声は信用のおけない声としての悪印象はぬぐえないようです。イタリア語ではFalsetto(ファルセット)と呼ばれています。FalsettoFals=嘘の派生語ですから、「嘘っぽい」という意味になります。でも、裏声を出すと声帯を伸ばすストレッチ運動にもなりますし、音程を調整する輪状甲状筋を鍛えてくれるので、名前の印象とは異なり、実に役立つ声なのです。どうぞ、裏声にも賞をあげてくださいまし。

2015年8月8日土曜日

2015年8月8日(金)の声予報

「もしもし亀よ亀さんよ」の携帯電話のCM。良く聴くと、歌詞を変えた替え歌というだけでなく、メロディが原曲と異なっています。分かりますか?
見破られたら、あなたの音感は素晴らしいといえるでしょう。
CMはこちら→https://www.youtube.com/watch?v=8F3y7RT-ztw
原曲はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=BXG4H7t5pwE

2015年8月7日金曜日

2015年8月7日(金)の声予報

昨日8月6日原爆の日、100周年を迎えた高校野球夏の甲子園も開幕しました。なんといっても注目は、対戦校の応援歌を口ずさむ岐阜城北のエース鷲見直輝投手。その真偽を確かめるべき第2試合をテレビ観戦。歌ってました!!NHKのアナウンサーも「歌ってますねえ、これでピッチングのリズムを作っているのでしょうか」と。開会式、入場行進を済ませた選手たち、誰一人として「君が代」を歌っているようには見えない中で、試合中、マウンドで歌いながら投球を続けるその選手に不思議な共感を抱いてしまいました。ちなみに、鼻歌は気分のいい時にしかでません。彼は、負けていても試合を楽しんでいたのでしょう。猛暑ではありますが日々鼻歌を歌ってこの夏を乗り切っていきましょう。
口ずさむ動画はこちら←

2015年8月6日木曜日

2015年8月6日(木)の声予報

猛暑が続くとタクシーを利用する機会も増えます。乗った瞬間、思わず感嘆の声が。「お~、涼しーぃ」。でもその直後その声が続かないことがあります。それは車内臭。車自体が発する匂いもさることながら、運転手さんの汗の匂い?加齢臭?これは、同じ男性の私でも苦手です。思わず窓を開けると、「冷房掛ってますんで・・・」と当人の声。といって臭いとも言えず・・・。毎日利用する私はタクシーに乗る際フレグランスを少々散布したマスクを着用します。「夏風邪ですか?クーラー止めますか?」との運転手さんの声。猛暑のタクシーはさまざまな声のドラマがあります。85日はタクシーの日だそうです。

2015年8月3日月曜日

2015年7月31日(金)の声予報

かの権威ある科学誌「ネイチャー」系のオンライン誌に「雄鶏の朝の鳴き声、序列の高い順から鳴き声を上げる」という研究が発表されました。論文には「最上位の雄鶏が常に最初に鳴き始める。続いて下位の雄鶏たちが、社会階級の上から順に鳴き声を発する」と記してあるそうです。上位が声を発するまで、下位の雄鶏はひたすら待っている・・・これに似た現象は私たちの生活の中でも見られます。それはカラオケ接待です。上位の者がまず歌わないと下位の者は歌えません。誤って上位(接待先、上司)の者が、数少ない持ち歌の中から密かに準備していた歌を、下位の者(接待側、部下)が先に、それも抜群に上手く歌おうものなら、御機嫌はいっぺんに悪くなってしまうでしょう。接待通は、この序列を死守されることと思います。これを「カラオケの雄鶏現象」と呼びたいと思いますがいかがでしょう。